STORY -ストーリー-
──夏──
上には空が、下には海が、それぞれの青を主張していた。
眩しいくらいに照りつける太陽。
うるさいくらいに鳴き続ける蝉。
季節はもう、夏だった。
夢の続きを探す青年──小林 真琴。
彼は旅をしている。行き先は海のある街。
ある目的の為、彼は生きていた。
運命を嘆く少女──望月 はるか。
少女は生きる意味を失ってしまった。
生きるとは何なのか、死ぬとは何なのか。
日常と非日常が交差する世界。
少女の世界は──
海のある街で二人は出逢う。
それは偶然であり必然だった。
永遠に感じる夏の日々、二人の物語が始まる──